「毎日抱っこで肩がパンパン…」
「朝起きた瞬間から腰が痛い」
「整体に行く時間なんてない」
そう感じている30~40代の子育て中のパパ・ママへ。
私も、2人の子どもを育てながら整骨院を運営する日々を過ごしています。
気づけば体がズーンと重い、立ちっぱなしで足がパンパンなことも。
でも「自分自身が元気じゃないと、家族にもお客様にも元気を届けられない」と気づきました。
そこで今回は、「育児に追われながらも本当に効果のある体を整え方のコツ」を、
柔整師として、そして同じ子育てパパとしてお届けします!
【こんな方におすすめの記事】
- 忙しくて自分のケアが後回しになっているパパ・ママ
- 体の不調で、家族との時間を笑顔で過ごせていない方
- 整体やマッサージに通う時間のない方
特別な道具は必要ありません!
ちょっとした知識で効果の現れ方が変わります。
その方法が…
「ストレッチを必ず25秒以上やる」ことなんです!
ストレッチを25秒以上やる理由とは?
筋肉は急に引き伸ばされると「伸ばされすぎないように!」と反射的に縮もうとする
“伸張反射”という反応が起こります。
この反応が収まるまでに、およそ25秒程度かかるといわれています(※1)。
つまり、25秒未満のストレッチでは筋肉の緊張が取れずしっかりと伸ばすことができません。
ここで無理に伸ばしてしまうと逆に筋肉を痛めてしまったり、柔軟性の改善につながらなくなってします。
そのため、必ず25秒以上かけてゆっくりと筋肉を伸ばすことで筋肉がリラックスし、
本当に効果のあるストレッチを行うことができます。
意識できるとさらに効果◎
ストレッチの効果をさらに高めるためには「呼吸」と「意識」もとても大切です。
・呼吸を止めない
ストレッチ中に痛みで無意識に呼吸を止めてしまう方が多いです。
ですがこれはNG!
呼吸を止めると体が緊張して、筋肉もかたくなってしまいます。
ゆっくりとした呼吸を続けることでリラックスをつかさどる「副交感神経」が働きやすくなり、
筋肉がゆるみやすくなってストレッチ効果が高まることがわかっています(※2)。
コツは、「鼻から吸って、口からゆっくり吐く」ことです。
呼吸を意識するだけで、体の伸び方が変わってきますよ!
・どこを伸ばしているか意識してストレッチする
ストレッチ中に「今はふくらはぎを伸ばしてる」「背中が伸びているな」と、
どこを伸ばしているかを意識することもとても大切な要素です。
これは「マインド・マッスル・コネクション」と呼ばれ、脳と筋肉のつながりを強める方法です。
意識しながらストレッチを行うことで筋肉はより柔らかくなり、正しく伸ばされることが研究でもわかっています(※3)!
「今はココを伸ばしている!」と意識しながらストレッチをやてみてください!
体の反応が変わります!
まとめ
時間×呼吸×意識の3つを意識することでストレッチ効果を最大限に引き上げることができます。
ストレッチには種類がありますが、今回紹介したストレッチ法は柔軟性を高めるのに非常に効果的なやり方です。
筋肉がゆるむと血流も良くなり心も体も整いやすくなります。
たったの5分だけでもかなりの効果を期待できるので隙間時間にストレッチ時間を作ってみてはいかがでしょうか?
今後、具体的なストレッチ方法も紹介していきますので楽しみにしていてください!
最後にメッセージ
育児に仕事に毎日を頑張っているママ・パパたちが
「生きがいを持って豊かな人生を送る」
そんな毎日を実現できるように——
柔整師として、パパとして、日々実践しながら発信を続けていきます!
【参考文献】
※1:Magnusson SP, et al. “Biomechanical responses to repeated stretches in human skeletal muscle.” Scand J Med Sci Sports. 1996.
※2:Porges SW. “The Polyvagal Theory: Neurophysiological foundations of emotions, attachment, communication, and self-regulation.” 2011.
※3:Wulf G, et al. “Attentional focus and motor learning: A review of 15 years.” Int Rev Sport Exerc Psychol. 2010.
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